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自然志向の供養方法・樹木葬について

近年、メディアでも度々紹介される機会のある樹木葬を皆さんはご存知でしょうか。何となく耳にしたことがあっても、その概要についてまだご存知でない方やイメージが具体的に浮かばない方もいらっしゃることでしょう。

樹木葬とは、樹木を墓標としてお墓を作り、遺骨を土の中に還すというまさに自然志向の新しいスタイルのお墓です。

今回はこの樹木葬にスポットを当てて、一般的なお墓との違いなどをご紹介していきます。

樹木葬とは

最近はさまざまなタイプの樹木葬がありますが、一般的には墓石ではなく樹木をシンボルツリーとし、その根元に遺骨を埋葬することを樹木葬と呼んでいます。

1999年以降に樹木葬が日本でも行われるようになり、早20年になりますが、近年、いちじるしく増加傾向にあります。

基本的に宗旨や宗派を問わず、管理団体が清掃や合同法要(永代供養)などを執り行っているため、後継者について心配する必要がない点が特徴です。

新規参入の霊園では全体を樹木葬専用として提供しているケースも出ています。これは民間のみでなく、公営霊園でも見られるようになってきました。

選ばれる樹木は

シンボルツリーを置く樹木葬の場合、使用される樹木はあらかじめ決められていることが多いですが、中には自由に選択できる霊園もあります。

シンボルツリーに選ばれる木は落葉樹が多く、四季それぞれに色や形をさまざまに変え、美しく墓地を彩るのが魅力です。しかし、冬は落葉してしまうため常緑樹を植えることもあります。

落葉樹として使われるのは桜やツツジ、紅葉、ハナミズキなどがあります。また、常緑樹ではクスノキやオリーブが植えられることが多いです。

樹木葬の中でも特に人気が高いのが、まさに日本の象徴でもある桜の木です。桜の木を用いた樹木葬は、桜葬とも呼ばれ、墓地によっては桜が咲き誇る時期に合わせて合同祭祀を執り行うケースもあります。

このほかにも竹林や花畑、バラなどを植栽した樹木葬があります。

埋葬の形

樹木槽の埋葬には大きく分けて3つの種類があります。

合祀型

合祀型は、骨壺から焼骨を取り出して他人の遺骨と合わせて一緒に合祀墓へ埋葬する方法です。

合祀のため、一般的に管理費などはかからず、他の埋葬方法よりも費用を低く抑えることができるのがメリットです。

個別埋葬型

個別埋葬型は、骨壺から焼骨を取り出して個別に埋葬する方法です。

管理する期間が定められているため、期間が満了となると合祀墓へ移されます。個別で管理している間は管理費が必要です。定められた期間の管理費を契約時に前納するケースもあります。

個別埋葬型には、遺骨が入った骨壺をそのまま埋葬する形もあります。この場合、夫婦などの複数人での埋葬も可能となっています。

共同埋葬型

共同埋葬型は合祀型と違い、遺骨ごとに分けて埋葬されるため、合祀型よりも費用が高くなってしまいますが、その代わりに他人の遺骨と混ざることがないので後から取り出すこともできます。

継承の必要性

樹木葬は1代限りのお墓となります。つまり、基本的に永代供養のお墓であり、継承の必要はありません。独身の方やお墓を管理する後継者がいらっしゃらない方、亡くなった後に子や孫に迷惑をかけたくないとお考えになる方が利用されています。

このほかにも自然に還りたいという自然志向の方にも選ばれています。

樹木葬の費用

樹木葬の費用は、大まかに分けて永代使用料管理費で構成されます。埋葬方法によって費用も大幅に変わってきますが、一般的なお墓に比べて費用を抑えることができるのが大きなメリットです。墓石を建てる必要がないため、墓石代や工事費などのコストを抑えることが出るからです。

継承の必要性もないことにより、管理費が契約期間内だけで済ませることができる点も挙げられます。

永代使用料は土地の価格により価格に幅があり、特に都市部の一等地となると高額になります。

まとめ

樹木葬は費用が安価で、なおかつ継承が不要なお墓であるため、永代供養のお墓になります。

近年では核家族化や少子化が進む中で、永代供養のニーズも増加傾向にあります。

永代供養の1つの選択肢として、自然に還るという自然派の供養も魅力がありますので、ご親族と話し合われて検討されてみてはいかがでしょうか。

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