墓地・霊園を探せる「霊園さがし」コラムお墓のお役立ち情報3分でわかる!墓じまい・改葬の手順と費用

3分でわかる!墓じまい・改葬の手順と費用

墓じまい・改葬とは

墓じまいとは、「今あるお墓を撤去して、中の遺骨を新しいお墓に移すこと」をいいます。「墓じまい」という言葉は最近言われ始めたもので、正式には「墓地、埋葬等に関する法律」で使われている「改葬」という言葉がそれにあたります。

近年、

「お墓を継承する墓守がいない」
「都市部で家庭を持ち、郷里が遠くてお墓参りが大変」

といった理由から、墓じまいを 考える方が増えています。

ここでは、墓じまいの手順と費用をわかりやすくご説明いたします。

墓じまいの手順

家族・親族と話し合う

墓じまいを考えたら、まず家族や親族に相談することが大事です。お墓については、人それぞれ考え方が違います。信仰している宗派や出身地における慣習などでも違いがあります。こういう機会に話し合うことで、お互いのギャップを埋めていくようにしましょう。

ただ、言い合いになったり、責任を押し付け合うようなトラブルになっては元もこうもありません。お互いの考えを尊重し、慎重に話を進めてください。

今のお墓の管理者に話を通す

墓じまいが決まったら、その旨をいまのお墓の管理者(寺院など)に伝えておくと良いでしょう。後の手順で、現在の墓地の管理者から「埋蔵証明」をもらう必要があるのですが、その際、「そんな話は聞いていない」といった無用なトラブルを避けるためにも事前に伝えておくほうが無難です。

なお、お寺の檀家になっている場合は、檀家を離れるということで離檀料を求められる場合があります。最近、この離檀料でトラブルになるケースが増えており、高額な離檀料をお寺から請求されたといった話を聞きます。離檀料を支払うのは義務ではなく、これまでお世話になったお礼くらいの意味合いですので、相場としては法要でお渡しするお布施の2~3倍といわれています。地域にもよりますが金額で5~20万円ぐらいではないでしょうか。

移転する先の墓地を探す

墓じまいで一番重要なのが、「どこのお墓に遺骨を移すか」になります。お墓参りのしやすい立地や、墓守になる方がいない場合は永代供養墓があるところなど、さまざまな希望があると思いおます。

当サイトでは、全国の墓地・霊園からあなたの希望に合ったお墓を探すことができます。ぜひご活用ください。

移転先の墓地の受入証明書をもらう

新しい改葬先の墓地が決まったら、「受入証明書」を発行してもらいます。この書類と後に説明する「埋蔵証明」「改葬許可申請書」をいまお墓のある市区町村の役所に提出することで「改葬許可証」が発行されます。

改葬許可申請書を入手する

「改葬許可申請書」は、いまお墓のある市区町村の役所で入手します。インターネットからダウンロード出来る場合もあります。改葬許可申請書はご遺骨1体について1枚必要ですので、移転するご遺骨の数だけ入手して記入する必要があります。

現在の墓地の管理者から「埋蔵証明」をもらう

改葬許可申請書に必要事項を記入したら、それを持って今のお墓を管理者のところへ行って、「埋蔵証明」への署名をしてもらいます。

先にも書きましたが、お寺の檀家になっている場合は、離檀料をお布施として求められる場合があります。なお、このお寺とは、この後、遺骨を取り出す際に、お墓から魂を抜く、抜魂法要、魂抜き(たまぬき/たましいぬき)という墓前法要(閉眼供養)でもお世話になりますので、出来るだけ良好な関係でお別れできるよう心がけたいところです。

役所に書類を提出する-「改葬許可証」をもらう

必要事項を記入した「改葬許可申請書」「受入証明書」「埋蔵証明」の3点を、いまお墓のある市区町村の役所に提出し、「改葬許可証」を発行してもらいます。発行には手数料がかかる場合があります。

いまのお墓から遺骨を取り出す

墓前で閉眼供養を行った後、石材店の方に納骨室(カロート)の蓋を開けてもらいます。骨壷を取り出したら、一度中を確認しましょう。骨壷には水が溜まっていることが多く、これは雨水が入ったということより、骨壷内で生じた結露によって溜まったものになります。水が入った状態で公共交通機関に乗り、水をこぼしてしまったという話も聞きますので、注意しましょう。

なお、昔の御ご遺体で土葬されている場合は、再火葬といって一度火葬場で焼骨にする必要があります。詳しくは、墓所のある自治体に問い合わせてください。

また、昔のご遺体・ご遺骨で、すでに土に還っており、ご遺骨がない場合があります。その場合は、これまでご説明した「改葬許可書」を取得する手続きは必要ありません。両手いっぱいほどのお土を改葬先のお墓に収めて、そのお土を供養します。

墓石を撤去し、更地にする。

墓石の撤去や墓地を更地にする作業は、石材店や専門の業者が行います。依頼する先は自分で探す場合と、管理者から業者を指定される場合があります。

墓石の撤去はお墓の広さや立地などで値段が大きく違ってきます。例えば、クレーンを使って釣り上げられる場所と、お墓を解体して人力で運ばなければならない場所では値段が違うわけです。必ず書面で見積もりをとって確認しましょう。

改葬先の墓地に納骨する

改葬許可証を移転先の墓地に提出し、お墓にご遺骨を納骨します。移転先がお寺の場合には、墓石に魂を入れる開眼供養を行う場合もあります。

墓じまい・改葬の費用

墓じまい・改葬の費用は、大きく分けて「新しい墓地に関する費用」「石材店などの業者には払う、いまのお墓の撤去費用」の2つになります。墓地の費用は、それぞれ異なりますので、ここでは「いまのお墓の撤去費用」について目安となる金額をご紹介します。

墓地を更地にして返還する費用 8~15万円/1平方メートル
遺骨の取り出し費用 1~5万円/1遺骨あたり
墓石運搬費用(いまの墓石を移動する場合) 20~80万円
納骨費用 1~3万円/1遺骨あたり

参考:『ゼロからわかる墓じまい』

さいごに

墓じまい・改葬の手順や費用についてイメージ出来ましたでしょうか。墓じまいには、前の墓地の管理者や石材店、新しい墓地の管理者など多くの人とのやりとりが必要です。墓じまいは家族が代々守ってきたお墓の引っ越しですから、十分な準備をして悔いのないよう心がけてください。

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